歯周病治療について
歯周病とは
お口の中で起こる病気のほとんどが、歯垢(プラーク)が原因です。歯垢が歯に作用すると虫歯に、歯肉に作用すると歯周病になります。お口の中の歯垢を取り除く事がお口の中の健康を保つための第一歩です。
歯周病と関係のある疾患
○糖尿病~歯周病は糖尿病の第6の合併症~
糖尿病にかかっている人は、そうでない人と比べて、重度の歯周病になるリスクが3倍も高いことがいわれております。
また、歯周病やその毒素などが血管から身体に入ると、インスリンが働きにくい身体の状態を作って、糖尿病を悪化させる可能性があります。糖尿病疾患者が歯周病を治療すると血糖値が下がったケースの報告もあがっており積極的な歯周病予防を心がけましょう。
○心臓血管疾患~歯周病の人は心筋梗塞のリスクが大~
歯周炎のある人は、ない人と比べて2.1~3.4倍も心臓血管の疾患を発症するリスクが高いことがわかっています。また、歯周炎が重度であればあるほど、その発症リスクが高くなります。
これは、歯周組織の炎症で産生されたサイトカインが血流を介して心臓血管にも影響する為と考えられており、現在多くの研究者の中で解明が進められております。リスクを減少させるためにも歯周病予防が大切です。
○他の疾患
・低体重児出産
・呼吸器系疾患
・消化器系疾患
・骨粗鬆症…など